2023/03/26 11:36
コットンと綿の違いって何?と聞かれると
あれ?と一瞬悩みませんか?
皆様自信を持って答えられますでしょうか?

私の趣味はハンドメイドで、特に子供服作りが好きなのですが、
子供服作りを始めた当初は服の素材の事など全くわかっておりませんでした。
子供服にはコットンがいい、綿がいいという記事をよく目にするけど
綿という表記とコットンという表記の違いってなに?
これが私が服の素材選びで最初にぶつかった壁でした。
コットンは「綿」の英語表現「COTTON」のカタカナ表記になっているだけで、
まったく同じものなんです!
皆さん答えられましたか( ˊᵕˋ )?
綿の繊維を示すときの用語は「綿」「コットン」「COTTON」
このいずれかで表示することが定められているようです!
今回はそんな𓊆コットン・綿𓊇素材がテーマです✩︎
コットン(綿)の原料は、アオイ科ワタ属に属する植物「ワタ」の種子からとれるものです。
「オーガニックコットン」という言葉もよく耳にすると思いますが、
オーガニックコットンとは、
化学肥料や農薬に頼らずに自然の恵みのみで栽培した「有機栽培」によるコットンのことを指します。
厳しい基準をクリアしなければなりません。
私たちの生活の中でもっとも馴染みがある万能素材のコットン❁︎
そんなコットンの魅力をご紹介したいと思います!
✎︎通気性や吸水性が高い
コットンは中心部分が空洞になっていて風の通り道があるため、通気性がいいという特徴があります。
また、コットンは吸水性も良く、汗はしっかりと吸収してすばやく発散するため、
蒸れにくくサラサラした状態をキープしてくれるので下着などのインナー素材によく使用されています。
✎︎オールシーズン活躍する
保温性があるため冬は体温を外に逃さず暖かく、
通気性や吸水性があるため夏はサラサラの着心地で涼しく、快適です。
コットンは季節を問わず活躍する素材なのです。
✎︎肌触りが柔らかい
コットンはふんわりとやさしい肌触りです。
柔らかい毛のような繊維で作られているため、
肌に当たってもチクチクしたり、ザラザラしたりすることがありません。
そのため、肌に直接触れる下着によく使用され、
敏感肌の方でも快適に過ごせます。
✎︎水に強く耐久性に優れている
天然素材の中でも特に水に強い特徴があります。
毎日の洗濯でも生地が痛みにくいため、
お手入れもしやすく衛生的に長持ちしやすい素材です。
耐熱性にも優れているため、アイロンをかけても縮みにくく、シワができても安心です。
このように多くのメリットがあるコットンですが、
注意点やデメリットもあります。
✎︎洗濯で縮みやすくシワになりやすい
コットンは洗濯するときに吸った水分で膨張した糸が、乾燥の際に元に戻そうと縮む性質があります。
これが原因で洗濯すると縮みやすく、シワになりやすくなります。
ただし、適切な干し方、乾燥方法で縮みを抑えることができます。
脱水後はなるべく早く取り出し、縮んでしまった繊維を元の状態になるように引っ張って伸ばすように干すことで、縮みやシワを最小限に抑えることができます。
✎︎乾きにくい
吸水性が高いコットンは、比較的乾きにくいというデメリットがあります。
室内などで自然乾燥する場合、特に梅雨など湿気の多い時期だと雑菌が繁殖し、悪臭の原因になることも。
干すときには風通しがよく乾きやすい場所に干すのがおすすめです。
ただ、直射日光に長時間当てると、変色や色落ちの原因となるため注意しましょう!

まとめ
今回は、子供服にもおすすめなコットン素材とはどのような素材なのか、
メリット、デメリットをご紹介しました。
昔からコットン素材は、とても肌に優しいと言われてきました。
赤ちゃんの肌着にコットン生地が使われているのは、赤ちゃんの肌にも優しいからです。
汗をたくさんかく子供の肌に直接触れる肌着は、綿素材のものをおすすめしますが、
必ずしもすべての子供服がコットン素材であるべき。ということではありません。
子供服には、綿素材だけでなく、ポリエステルやアクリルなどいろいろな素材が使われています。
いろいろな素材を組み合わせて、子供たちが快適に過せるように工夫してあげるのが大事ですね( ˊᵕˋ )